創業60年で集約した知識・技術

60 years of acquired knowledge & skills

60年前、最初は初代社長がオルゴールや箸箱を作る木工所兼自宅からスタートしました。それから今まで、多くのお客様、パートナー、従業員に支えられながら仏壇・仏具メーカーとして多くの経験を積んできました。今では無垢から突板、プリントに至るまでの材質を使い分け、塗装も黒塗りやパール塗装、光沢感あるクリア塗装まで行うことが可能です。これらの技術を自由に組み合わせることで、幅の広い商品を作ることができます。

また、仏壇ニーズの変化に対応するため、いち早く海外の工場とも提携を始めました。現パートナー工場では弊社の製造方法・品質概念に共感頂いております。海外の工場は色々な意味で日本とは全く異なりますが、そういった海外工場の運営、彼らとの協力の仕方自体も実は大きなノウハウです。

海外でできるものは海外で作り、日本でしかできないものは日本で作る。その最適化を図り続けていくことで、「強い商品」を作り続けていくことができます。

デザイナーと、これからの暮らしを考える

Foreseeing new lifestyle trends with designers

既存商品の主要部分のみの表情を少し変えて”新商品”としてしまえば、いくらでも簡単に生み出すことができます。私達はそういった小手先の商品づくりは原則やりません。なぜならそこには魂が宿っていないからです。

弊社のカタログに掲載されている商品は全てオリジナルデザインです。
毎回新商品を作る際は、これまでに作ったことのない商品性、つまり伝えるべき使命を持たせ、それによってまだ出会ったことのないお客様にアプローチすることを基本としています。

そのためにはどのようなお客様に買っていただきたいのか想像することからデザインが始まるのです。それが決まって初めてその方に喜んで頂けそうなデザインをデザイナーと一緒に”あーでもないこーでもない”と考えていきます。簡単な作業ではありませんが、メーカーのプライドとしてイノベイティブな商品を作りたいので、楽しい仕事です。

日本の工芸と共に作り上げる

Collaborating with Japanese traditional craftsmen

仏壇はその歴史と共に、多くの日本の伝統工芸と一緒に歩んできました。弊社では現在でも駿河蒔絵や駿河千筋細工、金箔の箔押しなど多くの日本の職人に支えられて仏壇を製造しています。職人の減少が現実問題として浮上している中、こういった大切な日本の伝統をいかに維持し続けていけるかが課題です。

弊社としては、現代的なデザインに伝統工芸を活かす形で微力ながら貢献して参りたいと考えています。

駿河竹千筋細工

駿河蒔絵